年金に関する事例
- 厚生年金適用の会社に入社した契約社員のAさんは、今まで厚生年金に一度も加入したことがないため、加入しなくてよい方法はとれないかと総務部に言ってきました。
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- 原則、1日又は1週の労働時間及び1ヶ月の労働日数が一般従業員(正社員)の概ね4分の3以上である場合には、法律で加入が義務づけられています。要件を満たしている場合、名称にかかわらず契約社員やパートさんであっても同じです。法律に抵触する行為はできませんとお答え下さい。
- ねんきん定期便て何ですか?ねんきん特別便とは異なるのですか?
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- ねんきん定期便とは、国民年金・厚生年金保険の被保険者全員(約7000万人)に保険料納付実績や年金見込額を郵送でお知らせするサービスです。
- 毎年被保険者の誕生月に、年金に関する個人情報が送られてきます。
- 通知される内容<全年齢共通のもの>
1.国民年金、厚生年金の加入期間
2.これまでの加入実績に応じた年金見込額
3.保険料納付額(被保険者負担分)
- 通知される内容<年齢に応じたもの>
4.35歳、45歳、58歳の方・・・国民年金・厚生年金保険の加入履歴
5.50歳以上の方・・・将来の年金見込額
6.50歳未満の方・・・月収と加入期間をもとに試算できる「年金早見表」
- 「ねんきん定期便」は「ねんきん特別便」と異なり、年金見込額が分かるため、将来設計に役立てることが可能となります。
- 障害年金はどういう場合にもらえるのですか?
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- 障害年金は、障害の原因となった病気やケガの診察のために初めて病院にかかった日(この日を「初診日」といいます)から1年6ヵ月を経過した日または病気やケガが治った日※のどちらか早い日(この日を「障害認定日」といいます)において、一定の障害の状態にあると認定された場合に支給されます。
※病気やケガが完治した場合だけでなく、症状が固定し治療効果が期待できなくなった場合も、治ったものとみなされます。
- 国民年金の寡婦年金とはどういう人がもらえるのですか?要件は?
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- 寡婦年金とは、老齢基礎年金の資格期間を満たした夫が、年金を受けないで死亡した場合に、10年以上婚姻関係のあった妻に対し60歳から65歳に達するまでの間支給されるものです。
- もらえる年金額は、夫の第1号被保険者期間について計算した老齢基礎年金額×3/4となります。
- 国民年金の死亡一時金とはどういう人がもらえるのですか?要件は?
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- 死亡一時金とは、3年以上国民年金の保険料を納付した人が、年金を受けないで死亡したときに、生計を同一にしていた遺族に支給されるものです。
- もらえる金額は、保険料を納付した期間に応じて120,000~320,000円となっています。
- 死亡一時金と寡婦年金の両方の要件を満たす場合には、受給権者の選択により、いずれか一方が支給されます。
- 国民年金保険料のお得な納め方があると聞いたのですが?
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- 口座振替で1年度分を前納すると ⇒ 年間3,800円の割引となります(平成22年度価額) ※手続き締切日があるため注意
- 現金払いで1年度分を前納すると ⇒ 年間3,220円の割引となります(平成22年度価額) ※手続き締切日があるため注意
- 口座振替で毎月納付(1年分を前納しなくても)すると ⇒ 年間600円お得(平成22年度価額)
- 国民年金保険料は何年までさかのぼって支払えるのですか?<保険料遡及支払い>
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- 国民年金の未納分の遡及払いが出来るのは過去2年分についてです。
- 申請免除・若年者納付猶予・学生納付特例など、承認された期間の保険料は10年以内ならば納めることができます(追納)。
- 長妻昭厚生労働大臣が未納の国民年金保険料を10年間遡及して支払えるようにする方針を打ち出していますが、まだ法律にはなっておりません。
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